毎度ありがとうございます…の
ミュージアムセミナーに出かけました。
今回はこれです。
珍しく家人同行です。
仙台市博物館に着いてからわかったのですが,
申し込みもしていないのに「家族も無料」と,
勝手に勘違いしてついてきたようでした
(しかも,なぜか着物…)
お約束のボケはさておき,
もちろん一人でセミナーに参加します。
今回はメインの吉祥天女像のお話から。
吉祥天は「吉祥悔過(きちじょうけか)」の本尊。
奈良時代に盛行した,毎年正月に修する吉祥天に懺悔する法要だそうです。
約1250年前(西暦760年頃?)前に制作され
奇跡的な保存状態で残っている絵画です。
A42枚程度のサイズですが
木枠に麻布を張って鉛のホワイトで下塗りをした
西洋のカンバスと同じ構造だそうです。
鬢(びん)のほつれ毛の描写は
筆の毛1本より細い筆(赤ちゃんの毛?)で描かれているとか。
実際に見てみるとほんと,分かるか分からないかの描写でした。
また,説明にあった着物の透明感は
フェルメールの光の描写に負けていませんでした。
セミナーに参加していなかったら
気づかないポイントだろうな…
ほかの見学者ごめんなさいの時間をかけて堪能しました…
薬師寺解説もありました。
西岡常一ファンとしては
楽しい講義です。
平城京は藤原京のコピーなので…
平城京の「薬師寺-大安寺」の対は,藤原京の「本薬師寺-大官大寺」に由来していること。
薬師寺も本薬師寺も「東塔-西塔」対構成であること。
本薬師寺の塔の礎石は,今は民家の庭先にあること。
…etc
興味深い時間でした。
同じく国宝の「聖観世音菩薩立像」も見どころです。
「イケメン仏像」だそうで…(笑
というか,飛鳥の時代にこのようなディティールの描写ができる鋳造技術があったことに感服です。
ただ,仏的にはお地蔵さんの慈愛が好きなので
「祈りと救いの仏 地蔵菩薩」のコーナーが,いちばんほっとしました。
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あいかわらずサギですな…
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